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ロサンゼルス VINO見聞
2003/10/23
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アメリカ!
現代の日本にとって、これほど影響力のある国は無い。
日本の巷に溢れるハリウッド映画の広告、マクドナルドにコカコーラ。
しかし、日本もかの地でがんばっているらしい。
特にスシとクルマとアニメ辺りががんばっている。
スシとクルマとアニメの共通点と言えば……んん?……あんまり無いような気もするが、そのうちクルマの部類に入るであろうバイクの輸出は相変わらず好調らしい。
ロサンゼルスは日本から8時間くらい。
上空から見たロスは、一言で言えば「整然」。
南北にきっちりと仕切られた区画に、チョコレート色の屋根とヤシの木と芝生のグリーンが整然と詰め込まれている感じ。
それが、見渡す限りどこまでも続いている。
組織的、計画的なこの巨国の前に、猥雑なこの日本人は、やっぱり圧倒されてしまいました。
アメリカでの移動には、車は必須だ。
ハリウッドとかの観光地や、中心街ダウンタウンの密集地ならなんとか徒歩でも回れるけれども、ちょっと郊外の住宅地に行こうものなら、近所のレストランへ行くのも車に乗る。
滞在したのは、ロスの南の方のトーランスというところで、車がないと本当に何にもできないところだった。
ちなみにここトーランスは、日系企業が多めで、トヨタとかホンダの会社が軒を連ねていて、日系の人達がやっている店が多いので、英語をあまりしゃべらなくても生きていけます。
道路は大抵広くて殺伐としている。
なんとなく人が生身でフラフラと歩くのを拒絶しているような気がする。
自転車も拒絶している。
でもって、スクーターなんかも拒絶しているような感じ。
なんと今回3日間の滞在の間、走っているスクーターを見ることはついになかったのです。
それでも「ビーノマニア」としてですね、なんとかビーノを見つけねばならないと、ぐるぐるドライブする最中に、バイク屋を探しておりました。
ただ車屋、車修理屋なら山ほどあるのだけれども、バイク屋はほとんど見かけない。
トーランスから海沿いをぐるっと巡って、ロングビーチ(上写真)を通り抜け、パシフィックコーストハイウェイに戻ってきたあたりで、ようやく発見!
「Pacific YAMAHA」というヤマハ専門ショップです。
店内は、やっぱりというか、ロードスター等の排気量の大きいバイクが面積を占め、ついで日本ではあまり見ないATV、それからボート、最後にほんのちょっと原付スクーターという構成。やっぱりスクーターは売れないんだろうか(^_^;
ビーノはClassicのLiquid SilverとRaspberry Metallic。それにノーマルのTwilight Blueが展示中。あとZUMAが1台だけ。
初めて見る米国版ビーノは、飛び出たウィンカーのせいで、結構ごつく見える。後方のテールも、日本のように貧弱なものではなく、逞しいものに付け替えられていた。
ぜひ見たかったVino125は残念ながらなし。
店の人の話によると(ふにゃふにゃと英語で聞いたので定かでないが)、入荷までまだ数ヶ月かかるということだったが…。
それでもビーノのTシャツがありました。 小粋なアメリカ娘がビーノにまたがるという、なかなかの現地風デザイン。
これは嬉しい。
店員に「なんでこんなの買うの?」という顔をされながら、$20でゲットです。
やっぱりアメリカで生きて走っているビーノを見たかったなぁ…。
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